どさにっき(アナログ) 〜2010年2月下旬〜

by やまや
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2010年2月22日(月)

やっぱりカーリングはおもしろい

_ カーリングってちゃんと見たことなかったころは、氷の上でモップがけするおはじき遊びぐらいの認識で、カバディみたいなネタ系スポーツだと思ってた(すいません、カバディもちゃんと見たことないのでそんな認識です)。が、1998長野オリンピックのとき、たまたま深夜に放送してたゲーム(国内開催なのに深夜!)を見て認識を改めた。見ててこんなおもしろいスポーツほかにないだろ。氷上のチェスとかいわれると熟考を重ねて終わりみたいだけど、それだけじゃなくて、狙いどおりのところに投げる技術や、その狙いがちょっとズレてたとわかったときに次善の位置に行き先を変更する一瞬の判断力、それに女子の試合だけ見てるとあんまりわからんけど力ずくで相手のストーンを吹っ飛ばすパワーも必要だったり、いろんな要素がからみあっててほんとおもしろい。なんだけど、長野のときは予選落ちながらそこそこいい成績だったからか、むさいおっさん連中を 二十歳そこそこのイケメンが率いるという意外性からか、日本男子チームが終盤ちょっと話題になった程度でおしまい(男子チームはその後五輪には出てないけど、そのイケメンは今でも漁師をやりながら選手を続けてるそうな)。その次の2002年ソルトレークではまったく注目されず、当時 BS 試聴環境がなかったわしは(今もないけど)ほとんど競技を見ることができず。

_ 2006年トリノも、またそんな感じで欲求不満だけが残るんだろうなー、と思ったら、録画ダイジェストながら地上波で放送されるようになり、それで正当に評価されたのかメンバーがかわいいという単純な理由だけなのかわからんけど注目されてしまって、結果としては予選落ちだったのにメダルでも取ったかのような大騒ぎ。それまでオリンピック以外でテレビ中継なんてまったく見たことなかったのに、直後にあった国内大会はテレビで放送されたし、翌年以降も国際大会の結果がマスコミで報じられるようになってしまった。うれしいけど。うれしいけど。どうしちゃったのいったい。

_ そして今回。日本女子が出る全試合が地上波生中継ですよ。いったい何があったの。なんでこんなに注目されちゃってるの。夢でも見てますか。どうせなら男子の試合も放送してほしいけどさ。そんなわけで、ふだんあんまりテレビを見ないわしが、毎日テレビにかじりついてますよ。昨晩というか今朝も日本対ロシアの中継を5時過ぎまで生で見てたので3時間しか寝てないよ。明日も朝7時から見るよ。仕事に遅れる? 気にすんな。別に生で見なくても、しばらくすれば ここに動画が置かれるんだけどね(テレビだけでなくネットでも見られるとは!)。

_ それにしても実にテレビ向きな競技だと思うわけですよ。ほとんどの冬季競技はゴーグルやヘルメットで顔を隠しちゃうか、そうでなければ厚化粧に作り笑顔のフィギュアスケートで、競技中の選手の表情の変化がよくわからんけど、カーリングは戦況に応じてころころ変わる表情がはっきりアップで映されるので、見ている側が感情移入しやすい。選手の側も見られることを意識してフィギュアほど濃くはないナチュラルメイクに控え目なアクセサリでちょっぴりおしゃれしてる。んなもんだから、イギリスのスキップの子とか、ロシアのサード、スキップとか美人さんがひきたつ。選手の声をよく拾ってるなー、と思ってたら、集音マイクで拾ってるんじゃなくてそれぞれの選手の胸元にピンマイクが仕込まれてた。臨場感がすばらしい。こんなの冬季競技じゃなくてもそうそうないよ。トリノに引き続き解説の小林さんがわかりやすくておもしろくて相手チームへの敬意は忘れない紳士だし。熱いんだけど、不快感がないんだよね。

_ まあ、それでも見てるだけで満足しちゃって、自分でやってみたいとはあんまり思わん競技ではある。

_ あと、とってもわかりやすい まとめ


2010年2月23日(火)

無題

_ 26時。カーリング日本対スウェーデン戦のはじまる時間、と NHK をつけたらやってなかった。民放も関係ない番組やってる。

_ BS だった…。地上波しか見られんのだよぉぉぉぉぉっ。


2010年2月26日(金)

OpenBSD 4.6

_ とか入れてみた。NetBSD はちょっとさわったことあるけど(常用したことはない)、OpenBSD ははじめて。あんまりまじめに使いこむつもりは今のところはないけど、最近は仮想 PC で気軽に遊べるので VirtualBox でてきとーに。

_ インストールはたいして悩むことなく楽ちん。GUI どころか curses も使ってない素っ気ない画面だから一見とっつきにくいけど、こんなのは結局のところディスクをどう使うか、どんなファイルを入れるか、それに少々の初期設定というだけのことだから、簡素なもので十分用が足りる。Linux のいろんなディストリは多大な労力をかけてグラフィカルなインストーラを用意してるけどあんなの必要ない。やり過ぎ。

_ ネットワーク設定まわりはなんか Solaris っぽい。1行だけの設定ファイルをいくつも作るところとか。ネットワークインターフェイスごとの設定に /etc/hostname.$if を使うのも同じ(書式は違うけど)。/etc/nodename、/etc/defaultrouter はそれぞれ /etc/myname、/etc/mygate に対応。

_ 時計が9時間ズレるので調整。config -ef /bsd して timezone を変更してリブート。詳細は config(8)、boot_config(8)。これ、どっかの設定ファイルをいじるんじゃなくてカーネルを直接書き換えるのね…。

_ 最近の Solaris は /bin/sh が Bourne shell じゃなくて Korn shell に変わっちゃったんだよなー、と思ってたら、OpenBSD も /bin/sh = ksh だった。といっても、AT&T 由来の本家 ksh ではなく、pdksh のようだけど。わしの勝手なイメージでは SystemV からいちばん遠いところにあるのが OpenBSD という印象だったので、SysV 生まれの ksh が /bin/sh になってるのはかなりの衝撃。しかしよくよく考えてみたら、pdksh はライセンスの関係で本物の ksh が使えなかった人たちが作ったクローンなわけで、むしろ BSD で使うのが正しい気もしてきた。

_ さすがに X の設定はめんどくさいものを手で書かなくちゃいかんだろうな、と思いつつも、とりあえず何もしてない状態で startx してみたら、あたりまえの顔してふつーに起動してしまった。拍子抜け。しかも WM が昔なつかしの fvwm だった。どうせなら twm でいいのに。もっとも、X を使うつもりはないので、動くことだけ確認しておしまい。

_ あとは cvs でソース一式とか ports とかを拾ってきて、コンパイル祭の準備までやって、今日はここまで。お便利なツール類はデフォルトではあんまり入っておらず、バイナリパッケージも少ないけど、逆に言えばいらんものも少ないので、そこそこ手間をかければかなり手に馴染む環境が作れそうな感じ。


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やまや