どさにっき 3D 〜2011年1月上旬〜

by やまや
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2011年1月1日(土) 元日

謹賀新年

_ おもち
正月なので餅を焼いてみた。車内で。

_ いやはや元旦からまたすごい雪だこと。早朝はそれほど降ってなかったんだけど9時過ぎぐらいから激しく降りだした。一年の計は元旦にあり、という言葉を思い出してしまって、ああ、今年のわしはこんな見通しが暗いのか、などとよけいなことを考えてしまった。昼前にはすっかりやんで、それからしばらくするうちにあっとゆーまに解けてしまったんだけどね(解けたのではなく、わしの移動先がもともと降ってなかっただけなのかもしれんが)。

_ 正月なので、初詣。高千穂神社と天岩戸神社。ここに辿りついたころにちょうど雪がやんだのだが、そうでなければ「無事帰れますように」などというどうしようもないお願いをするところだった。

_ 九州を無事横断して太平洋まで出てくると、さっきまで雪が降ってたのがウソみたいに晴れて暖かい。うん、こういうのを求めてここまでやってきたんだよ。雪は別に嫌いじゃないけどさ、そういうのを見たいなら遠路はるばるやって来ないで東北のどっかに行くよ。

_ 高千穂峡。滝を撮ってるんだか雪を撮ってるんだかわかんねぇ。
高千穂峡


2011年1月2日(日)

さよなら九州

_ 九州滞在最終日にしてやっと晴れてくれた。気温もほどよく上がって、外に出ても上着がいらないくらい。きのうまではいったいなんだったの。

_ 宮崎からスタート。青島をぐるっと一周して、日南海岸沿いに南下。野生馬がいる都井岬へ。まあ野生といっても、人工の水飲み場はあるし、木は伐採されて牧草地になってる。人間が繁殖に手を貸さないというだけで、奈良公園の鹿が野生というのと同じ程度の野生だな。

_ 距離と時間を計算して道路の混み具合を推測して、行けると判断。桜島まで。あんなデカい山が海面からどどーんとそそり立つ姿は壮観。もっと眺めていたかったんだけど、時間の都合でのんびりしていられないので、ぐるっとまわりを一周してとっとと帰路へ。

_ というわけで、志布志港からフェリーで帰ります。といっても東京までは行けないのね。明日の朝に大阪に到着する予定。修学旅行のときなんか、いびきのうるさい奴ほど先に寝るの法則があったよね。今回も発動しております。おとなりさん、まだ出港してないのにもういびきかいて寝てる。まだ17時前なんですけど。まじ勘弁してください。

_ 都井岬の馬鹿(文字通りの意味で)。鹿は足をケガしてるみたいだった。


2011年1月3日(月)

結論: 九州は雪国だった

_ 無事帰ってきた。とーぜん帰省ラッシュのピークで高速道路は大渋滞なんで、渋滞がはじまるちょと手前で一般道に下りて、けっきょく大阪から休憩こみで12時間半かかった。R246 の秦野から厚木までの市街地を通る片道1車線区間ってバイパスを作る計画とかないんかね。いつもあそこでいちばん時間がかかる。

_ 高速道路が13000円弱(行きが東京→門司で平日深夜割引、帰りが豊中→掛川で週末割引)、フェリーが島原→天草と志布志→大阪であわせて38000円、ガソリンが26000円ぐらい、駐車場代その他で1000円ちょっと。交通費だけで7.8万円。いっぽう飯と風呂とお土産はほとんどお金を使ってなくて、ぜんぶ合わせて1万円をちょっと越えるぐらい。宿代はもちろんゼロ。ちうことで、1週間近く遊んで9万円。フェリーを使ったぶん、今回は高めだったかな。つーか、食い物にもっとお金を使いたかった。雪道をはやいところ脱出したくてのんびり飯なんか食ってる気分じゃないとか、年末年始で店がやってないとかでコンビニ、ファミレスばっかり。せっかく旅行にいったのに、現地のうまいものをなにひとつ食ってない。

_ 今回は出発からして仕事の都合で3日遅れて、現地に着いてからも雪で予定が大幅に狂わされて、行きたかったのに行けなかったところがたくさん。またそのうち行かないといかんな。今度は雪のない季節に。


2011年1月9日(日)

postfix のキューを見る

_ タイトルからするとメールサーバ管理初心者向けの内容に見えますが、まったく違います。実用性皆無のネタ記事です。

_ postfix ネイティブのコマンドでキューを見る。

% postqueue -p
sendmail 互換コマンドを使う。
% mailq
% sendmail -bp
以上は、公式なドキュメントにも書いてあるまっとうなやりかた。(デフォルトでは)誰でも実行できる。以下、undocumented で変態的なキューの覗きかた。要 root。

_ UNIX ドメインソケットにアクセスできる telnet 必須。

# telnet /var/spool/postfix/public/showq
postqueue だの mailq だのといったコマンドは、けっきょくのところ showq が開いているソケットに接続してるだけなんで、専用のコマンドを使わなくても UNIX ドメインソケットに接続できれば何だってメールキューを見ることはできる。postqueue は setgid されてるので root でなくても実行できる、というだけの違い。

_ showq デーモンをスタンドアロンで叩き起こす。

# /usr/libexec/postfix/showq -u -S
postfix はプロセスが落ちてる(上述の UNIX ドメインソケットが開いてない)ときでもキューを調べられるようになっている。そういうときに postqueue が内部的に実行してるのがこのコマンド。引数の意味は知らない(man に書いてないから)。実際に試してみると -S だけあれば -u はいらないっぽいんだけど、ソースにそう書いてあったからこれが正しいんだと思う。

_ もっと変態。こう設定してみる。

-- master.cf
9999     inet  n       -       n       -       -       showq
で、telnet してみる。
% telnet 127.0.0.1 9999
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
Mail queue is empty
Connection closed.
メールキューをネットワーク越しに見ることができるようになった。おお、これは便利だ、などと間違ってもマネしないように。アクセス制限がかからないので、全世界からキューが丸見えになる。

_ こう設定する。

-- main.cf
showq_service_name = date
-- master.cf
date  unix  n     n     n     -     -     spawn user=nobody argv=/bin/date
mailq を叩く(もちろん postqueue でもよい)。
% mailq
Sun Jan  9 23:46:41 JST 2011
キューではなく日付が見えました。postqueue は単に UNIX ドメインソケットにアクセスしてその結果を拾うだけなので、まったく違う内容を返すソケットを用意してやっても何のエラーも起きることなく動いてしまう。

_ ちうことで、postfix の舞台裏の動作まで踏み込んだキュー確認のいろいろでした。ちなみに、わしが面倒を見てる某所のサーバでは、上のネットワーク越しのキュー確認をさらに進化させて、showq の出力からいらんものを削ってかつアクセス制限できるようにしたパッチを当てた特製デーモンを使ってキューの中身を外部から監視してたりなんかする。


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やまや