_ …あー、v6 に対応したといっても、stub resolver からのクエリを受けつける部分だけか。dual stack な権威サーバで見張ってみたけど、v6 で google public dns にクエリを投げても、google から権威サーバには v4 でしかアクセスが来ない。つまらん。
_ ping6 してみると RTT は 36ms 以上。v4 同様に遠いところにあるっぽい。まあ、8.8.8.8/8.8.4.4 が日本にないのに、v6 用のサーバだけ日本に設置するとは到底思えないけど。というか、順当に考えて v4 用と同じところに設置されてるだろう、きっと。キャッシュに入った名前の TTL の減少のしかたを観察するに、v4 と v6 でキャッシュが共有されてるのはほぼ確実(物理ホストが同じかどうかまでは不明)。いずれにせよ、遅い。
_ 先日の World IPv6 Day で google の主要サービスに AAAA がついたけど、実はその1日かぎりではなく、google のホワイトリストにある IP アドレスからの問い合わせには W6D 以前から(そしてもちろん今も) AAAA を返している。google public dns に v6 でクエリを投げられる環境ならば、それ以外のホストにも v6 でアクセスできると考えるのが妥当であって、だから v6 で聞けば www.google.com の AAAA を答えてくれるんじゃないかと期待したんだけど、残念でした。A しか返してくれませんでした。ちなみに AAAA を返すホワイトリストは ここから登録依頼すれば載せてもらえるらしい。
_ そういえば、v4 では 8.8.8.8 と 8.8.4.4 以外にも 4.3.2.1という非公開なものもあったなー、と思いだして、じゃあ 2001:4860:4860::8888 と 2001:4860:4860::8844 だけでなく 2001:4860:4860::4321 もあるんじゃね?と試してみたがダメだった。というか、4.3.2.1 も今は使えなくなってるな。
_ 以前、v4 なサービスが始まってすぐに調べたときと今はいくつか挙動が変わってるなぁ。いつから変わったんだろう。
- 当初はプライベートアドレス空間の逆引きは REFUSED を返していたが今は NXDOMAIN を返す。8.8.8.8 と 8.8.4.4 に続く3番目の DNS として組織内のキャッシュサーバを指定しておくと、REFUSED を返すことで3番目の DNS まで滑ってプライベートアドレスの逆引きに成功する、ということを狙ってたんじゃないかと思うけど、逆引きだけできてもそれに対応する正引きがコケるんじゃ意味ないのでやめたんだろう、たぶん。
- v4、v6 2個ずつ計4つの IP アドレスで、キャッシュが完全に共有されてるっぽい。当初は同じ IP アドレスでさえ、少なくとも3つの異なるキャッシュが使われていた。
- ラウンドロビンしなくなった! これだけ利用ユーザ数の多いキャッシュ DNS がラウンドロビンしないとなると、アクセスの偏りはシャレにならんぞ(といっても、ついさっきまでまったく気がついてなかったわけだが)。
_ まあ、v4 でも v6 でもいずれにしても、日本に設置されておらず遠いところにある(アジア地域内ではあるようだが)ので、RTT が遅くてお話になりませんな。google さんがどんなに頑張っても物理法則を越えることはできないので、国内に設置されないかぎりはどうしようもない。DNS だけなら遠いところにあってもせいぜい名前解決の数十 ms の差しかないけど、akamai のようなクエリ元の地域によって応答を変える CDN を利用しているサイトだと、日本から遠いところにあるサーバが選択される可能性が高くなって、DNS 以外のアクセスも遅くなって不利。覚えやすい IP アドレスだからいざというときに一時的に利用するのはいいかもしれないけど、常用するならふつーに ISP が提供してる DNS を使った方がよさげ。というか、8.8.8.8 が速い!と信じてる人ってなぜそう信じちゃったのかすごく興味ある。
_ ところで、W6D に間に合わなかった google とは違って、 OpenDNSの方は W6D にちゃんと v6 化が間に合ってるんで、誰か話題にしてあげてください。
_ ウィルキンソンのペットボトルなジンジャーエールがコンビニに置いてあったので確保してきた。瓶入り2種と合わせて3兄弟の記念撮影。
左から順に無印、辛口、ドライ(の空瓶)。_ えーと、まず瓶入りの2種なんだけど、実は赤ラベルのドライよりも茶ラベルの無印の方が辛い。ドライでもカナダドライよりもはるかに辛いが、無印はさらにその上をいく。今回のペットボトル入りのものは、「辛口」という商品名と赤いロゴのため、とーぜんドライよりの味になってるんじゃないかと予想される。入手経路の限られるウィルキンソンをわざわざ調達してくるような輩が中途半端なもので満足することはないので、ドライなんぞにはまず目もくれないわけなのだが。
_ というわけで、無印とペット辛口を比較してみた。
_ お、予想に反して、けっこう辛い。無印ほどのガツンとくる強さはないけど、かなり近い。最後にドライを飲んだのはずいぶん前なのでもうあんまり覚えてないけど、こんなにキツくはなかったような。炭酸は無印よりも辛口の方が若干強いかな。これならモスコミュールやシャンディガフにも十分使える。ぶっちゃけ、ここまで辛いのを出してくるとは思わなかった。慣れてない人にとっては 500ml 全部飲むのは罰ゲームなみの苦行かも。わしゃ無印とペット辛口を全部モスコミュールにして飲んじゃったけど。もっと辛くてもいい:-)
_ ところで、空瓶は部屋の隅っこに転がしておかないで酒屋さんに返しましょうね。