_ 今週の週末避暑は日光へ。たいへん涼しくてよかったんだけど、朝起きたら雨だった。うーん。ほかの場所だったら、せっかく来たんだから雨でもそのへん散歩していくか、となるんだろうけど、このへんはもう何度も来てるしこれからも何度も来るだろうから、まあいいや、と何もせずに帰投。
_ が、さすがにそれだけじゃあまりにアレすぎる。そういえば 3.11 以降ずっと休止していた大谷資料館が最近再開したんだっけ、と思いだす。このところ春日部の首都圏外郭放水路にお株を奪われ気味の感があるけど、元祖地下神殿ですよ。
_ うん、久しぶりに来たけど、よい。地元なので大谷石なんて子供のころから見慣れていて珍しくもなんともないけれど、しかしブロック塀やら石蔵やらの建材として目にするものとはやはりスケールが違いすぎる。内部の空間は真夏なのに寒いぐらいで、ときどき天井から水滴が落ちてくるのがまた雰囲気がよい。ちょいと人が多すぎて俗っぽくなってしまった感があるけど、自分もまたその大勢のひとりなので文句は言えぬ。
_ それから、そこのすぐ近所にある大谷寺磨崖仏。洞窟寺院の壁面に千手観音がどーん。わりと日本中いろんなお寺を見てまわった方だと思うけど、これに比べられるものはどこにもない。大谷ってこんなにおもしろいところで、宇都宮の中心部から10kmも離れてないのに、観光地としては意外とマイナーなんだよね。もったいない。
_ で、明日は祝日だけど、今晩これから仕事があるからうちに帰ってきたよ。せっかくの3連休なのに…。
_ かなり薄暗いので手ぶれ写真を量産しつつも、意外とちゃんと撮れるもんだね
気温は低く湿度も高いので、上の方は霧といか靄というか白く霞んで見える
_ 半月ほど前、うちから歩いて3分のところに喫茶店が開店した。が、あっとゆーまに潰れそうな気配。なので、先週の朝からクソ暑くてその気もないのに強制的に早起きさせられた日に、モーニングを目当てに冷やかしに行ってみた。
_ その数日後、やっぱり近所にあるたぶん潰れそうにない方の喫茶店にも行って比較のために同じものを注文してみた。
_ いやー、これはアウトだろ。
別の店のはずなのに、まったく同じ。アイスコーヒーはふつーグラスで提供されることが多くて、ステンレスマグで出されるところなんてそうそうないよねぇ。左が最近開店したコクボ珈琲店、右が最近中京圏から外に展開しはじめてやたら勢いがあるコメダ珈琲店。店のネーミングもパクリ。店の外観もそっくり。内装もほぼ同じなら店員の制服までよく似てる。注文してないけどコメダ名物のシロノワール互換メニューもちゃんと存在してる。ここまであからさまだと逆に潔いな。真似するだけでオリジナリティがまったく感じられない。_ いちおう違うところを探してみると、コメダはトーストに切り込みがあって食べやすく(?)してるけどコクボはそれがないとか、コクボのゆで卵は白玉で殻と白身がくっついてうまくむけないけど、コメダの方は赤玉できれいに殻がむけるとか、軽食メニューがコメダの方が充実してるとか。あ、なんだ、よく似てるけど劣化コピーか。
_ パクられた コメダの web サイトには「コクボはうちと関係ねーよ」とお知らせが出ちゃってる。パクった コクボのサイトはちょっと前はメンテ中という表示だったんだが、いつのまにやらメンテ表示すらなくなって空っぽになっていた。開店直後でアピールしなきゃいけない時期のはずなのに、あえて露出を抑えてるように感じる。あれですか、コメダからクレームありましたか。いまのところけっこう繁盛してるみたいだけどさ、それとは別次元のレベルで閉店秒読みだよね。
_ で、まったく関係ないけど、ついでなんで今日はもひとつ近くにある珈琲屋OBという店にも行ってきた。
注文はモカオレ。えーと、手前のお冷やの入ってるのがごくふつーのサイズのグラス。ピッチャーに入って出てくる。これで1人前。特殊なメニューではなく、この店はどんな飲み物を注文してもこのぐらいの巨大なものが出てくる。値段もほかの店のコーヒー1杯と同じくらい。喫茶店で長居するときに「コーヒー一杯でねばる」という言い方をよくするけど、この店は飲み干すのにすげー時間がかかってそのつもりがなくて長居せざるをえない。腹がたぷたぷ。ちなみに食事メニューは大きくない。こういうアホなことをやる店って個人経営の小さなところが多いイメージなんだけど、けっこういろんなところにあるチェーン店なんだよね。
_ コメダをパクった近所の喫茶店、さっき前を通りがかったら店の名前がコクボ珈琲店から大久保珈琲に変わってた。くっそ笑った。やっぱり抗議があったんだろうなぁ。
_ 看板をかけかえたことでコメダが納得してるのかどうかは知らんが、外野としては、徹底的にやってもらった方が近所を散歩する楽しみが増えてうれしいぞ。
えーと、きのうおとといの DNS Summer Days 2013。関係者の皆さんお疲れさまでした。そしてお疲れ > 俺_ 1日目の質疑の時間に出てきたレジストリに頼りすぎ、って話。うん、これは前からそう思ってた。lame delegation がどうの、という文脈で出てきた発言なので、登録配下のドメインが適正に運用されているかチェックするという意味ではこれはレジストリが積極的に関わるべきことなんだけど、そういうことではなく、DNS を正しく設定しましょう、とか BIND の脆弱性が出てるので対応しましょう、とかの啓発・啓蒙がレジストリの仕事だとは思えんのだよな。もちろん誰かが言わんとぐだぐだになるので必要なことではあるんだけれど、でもそれはレジストリじゃなくてもいいだろう、と。オレンジさんって実はいらない人なんじゃね、って言ってるようなものなのでずいぶんアレなんだけど。
_ そういう意味では、今回のイベントの主催である dnsops という団体がそういう立場に立つのいいのかな、という気がするんだけど、中の人忙しそうだしなぁ。dnsops として bind forum (*1)に参加する金もなさそうだし。穴が公表されてから迅速にアドバイザリを書いてどうのこうの、なんて無理そう。そんなのができるぐらいなら、19日に45分喋ってくれ、という依頼が16日の午後にやってくるなんて無茶振りはしないさ。
_ ちなみに2日目が終わった1時間後に同じ会場で Firefox OS 勉強会があり、こちらは dns summer days の倍の人が集まったらしい。やっぱり、この集客力の低さ、世間の感心の薄さがいちばんの問題なんじゃないかと。
(*1): bind の有償サポートプログラム。一般に公開されるより早く脆弱性の情報が入手できたりする。jprs からの「重複をお許しください」が速いのは、これにより脆弱性が正式に公表される前からアナウンスの準備を進められるため。