どさにっきLTE 〜2013年9月下旬〜

by やまや
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2013年9月23日(月) 秋分の日

白馬縦走

_ 21日。栂池自然園→白馬乗鞍岳→白馬大池。22日。白馬大池→小蓮華山→白馬岳→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→天狗平。23日。天狗平→不帰ノ嶮→唐松岳→八方尾根。テント担いで3日間かけて後立山連峰の北半分を歩いてきた。景色が見たいだけで山に登りたいわけではないんだけど、でも自分で歩いていくしかその手段がないのでがんばってみた、を繰り返しているうちにいつのまにやら北アルプス屈指の難所である不帰キレットを越えるまでになってしまいました。死ぬかと思ったけど。

_ 2日目は曇ってたけど、それでもかなり遠くにあるはずの槍ヶ岳まで見えるぐらいの眺望。そして初日と3日目は文句なしの快晴ですばらしい眺め。紅葉はまだ早いかなーと期待してなかったんだけど、意外とそうでもなく、ピークちょっと手前でだいぶいい感じに色づいていた。

_ そんないい風景を随所で立ち止まって写真を撮っていたわけだが。デジカメのバッテリーが切れ。予備のバッテリーも持参してるもんねー、と交換してみたらこっちははじめからすっからかんという大失態で以後写真はスマホに頼らざるを得ず。帰宅してから確認してみたら、電池切れになる前に撮った写真もなぜか残っておらず。えーなんでよ。せっかくいい景色だったのに。今回撮った写真だけでなく、消さずに残してあった古い写真もごっそり消えてるんだよなぁ。うーん、なんでこうなるの。もう1回行く理由ができてしまったじゃないか。でも不帰ノ嶮は勘弁な。あんなところ歩くの頭おかしい。

_ ちうことで、iphone でなんとか撮った写真から。雲海からの夜明け。

不帰ノ嶮2峰北峰の核心部を越えてすぐのところで振り向くと白馬岳が。


2013年9月25日(水)

無題

_ お仕事で書いた作文がきのう公開されたわけなんですが、なんつーか、ええと、すごいことになってるな。こちらの分野の一部関係者には読まれても、それ以外にはほとんど反響なんかないだろうというのが当初の予想だったのに、いざ公開されてみたら尋常じゃない注目を集めていったいどういうことですか。大きなニュースがほかになかったこともよかったんだろうな。もっとも、カタいのとヤワいのとふたつ記事を用意して、わしが書いたカタい記事の方はほとんどスルーされてるわけだが。はてなのブックマーク数でいうと2桁少ないぜヒャッハー。

_ 作文の冒頭に「批判されることを覚悟の上」と書いたんだけど、実際にはそういう批判が思いのほか少なかったことにも驚き。もちろんあることにはあるんだけど、この数倍数十倍はあってもおかしくないんじゃないかと思ってたので。それから、ほんとうに必要な人は読まないんじゃないか、と心配してくれるコメントをいくつかもらった。該当する人にほとんど届かないことははじめから承知の上で、それでもゼロよりはマシだろうぐらいしか考えてなかったので、これでも想定をはるかに越えて周知に成功してる。twitter その他で話題にして広めてくれた方々に感謝。

_ 唯一残念だったのは、執筆者の顔写真はやめて猫画像にでもしておいた方がウケがいいんじゃね、と広報担当の人に主張したのに却下されたことだな。


2013年9月29日(日)

涸沢

_ 先週の白馬が写真消失という残念な結果だったので、取り返しに。まだ紅葉のピークには早いけどもう始まってるだろ、ということで涸沢へ。

_ 土曜日曜とどちらも最高の天気で言うことなし。予想どおり紅葉はだいぶ早かったけど、上の方の草紅葉はだいぶいい感じになってきていて、その一方でピークには殺人的大混雑になるはずがあんまり人が多くなくのんびりできた。

_ テント張って晩飯食ってたら山と渓谷でーすとかいって飯の様子を取材されてしまった。来年の7月号の記事になるんだそうで、そんなに先まで予定立ててやってるんですか。すごいけど、その記事が載った号が発売されるころにはすっかり忘れてるだろうな。ということで備忘録としてここにメモ。まあ、いろんな人に取材してたし採用されるかどうかもわからんけど。

_ 朝日に照らされる奥穂〜涸沢岳・涸沢槍〜北穂の稜線。これ色いじってないんだぜ。

屏風のコルからの涸沢全景

同じく屏風のコルからの槍ヶ岳


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やまや