_ 登ってない。
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いわゆる表銀座縦走。まず初日、8/24。中房温泉から入って燕岳まで。登ってる間はずっと曇ってたけど、稜線まで達すると晴れ間も見えて。写真で見るとこんな感じ↓
この雲の方から登ってきたわけで。ひと山越えると天気がぜんぜん違うってのはふだんはピンとこないけど、こういうときには実感できる。ただ、晴れ間は見えてても雲も多く、目指す槍ヶ岳の方向は厚い雲にブロックされてまったく見えず。
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2日目、8/25。朝、テントから。
目的地がやっと見えたけど、まだまだ遠い。で、こんな道↓を歩いていくわけですが、
晴れてるのは朝のうちだけで、昼近くになるとやっぱり雲が出てきて、↓こうなっちゃうわけで。
それはそれでかっちょええ姿も見えたりするのだけれど。
あとブロッケン現象。
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3日目、8/26。朝はやっぱり晴れるわけですよ。
あんなに遠かった槍もずいぶん近づいてきたなぁ。
表銀座ってのは超メジャーな縦走コースなんで、気軽にほいほい歩ける道なんだろと思ってたら大間違い、実は足を一歩踏み外したら死にそうな場所ばっかりで、目の前の一歩を確実に進めるのに集中してのんきに景色を楽しんでる余裕などなく、気がついたら、やっぱり雲が。槍の肩まであと 1km なのに。
肩の小屋まで到着してテント張り終えたころには完全に雲の中。登れなくはないけど、景色を楽しめるわけじゃないので、あきらめて翌日がんばろうか、と。ビールを飲み始めると雲がなくなったりするわけだが、これもほんの数分のことだけで、この数分にしても、山頂のまわりの雲がなくなっただけでろくな景色が見えるわけじゃないし。
_ で、最終日、8/27。朝のうちは晴れるんですよ、ふつーは。が、この日は朝から雨。きのうは登れるけど景色が残念だから登らなかったけど、この天気で登るとスリップして死にかねない。ということで、撤収。雨に濡れてよけいに重くなったテントを畳んで上高地まで一気に下る。写真なんて1枚もなし。
_ ちうことで、槍ヶ岳に行ったけど登らずに帰ってきたわけだけど、あんまり残念だとは思ってなかったり。いつも遠くから見てた槍を近くから見たかったのであって、てっぺんまで登ることに対する執着はほとんどないので。また機会はあるさ。