_ 情報を欲しい人に最適化した結果を得るには、その人自身の情報をも参考にすればいいのはたしかにそのとおりなんだろうけど、そのために自分の情報をほいほいと他人に差し出すのはどうなんかねぇ。amazon も検索・購入履歴によりおすすめ商品が変化するけど、あれはこっちの情報が amazon に握られてるのがあまりにあからさまでけっこう気持ち悪い。そう感じるのってわしだけなのかなぁ。息苦しさを感じなくても、空気みたいな存在であっても、こっちの行動を把握してるという点においては big brotherとたいして違いはないんだよなぁ(などといいつつ amazon にリンクしてみる)。
_ と、今日の NHK スペシャルの google 特集を見て思った。番組自体は SEO ネタにかなり偏っていて、そういう big brother を思わせるようなところはほとんどなかったので念のため。
_ まわりでちょと話題になったので。 これとか これとか。つーか要するに これだな。
_ 大昔の CD-R はレーザーの反射が弱くて読み取りエラーがしょっちゅう起きてた。エラー補正がかかるから結果として正しいデータを読み出せても、同じところを何度も読み直すために携帯型の CD プレイヤーでは CD-R はそもそも読めない、読めても通常の CD の半分しか電池が持たないなんてこともあった。そういうのは極端としても、頻繁にエラー訂正をやってサーボ系に負担がかかると、電圧が不安定になったりノイズが乗ったりして DA 変換した後の回路に影響が出ることは考えられるので、こういうのが100%デタラメだとは言いきれない。コンセントの向きだって、これはすなわち GND に接地するかしないかの違いだから、明らかに電源ノイズに影響するし(たまに配線工事をしくじってることもあるけど)。メディアを焼く OS で違うとか HDD で違うとかいうのはかなりの眉唾モノだけどな。
_ でも、オーディオマニアの行動でわからんのは、だったらなんでノイズ源になりそうなものを分離しないの、ということなんだよね。CD-R のエラー訂正のせいでサーボ系がおかしくなると聴感上どの程度有意な差が出るのか知らんけど、それが事実だと信じるのならば、サーボを使わずに半導体メモリ上にデータを載せてやって、そこから DA コンバータに流しこめばいいじゃない。高音質を求めて試行錯誤する努力は(わしには理解できないけど)否定しないが、試行錯誤する方向が甚しく間違ってるんじゃないの、と思う。
_ つい先日も ITmedia に 18kHz とかのかなりの高周波域の音についてコラムがあった。この記事では、超高音域音を聴きわけられるかについての NHK 技研の報告として「確認も否定もできない」としてるものを挙げてるけど、わしの知ってるものには、 「高周波音入り音源となしの音源を弁別できるとすれば、高周波音そのものを聴いててるんじゃなくて、スピーカの混変調歪み (*1)が低周波域に入りこんでるのを聴いてるんじゃね?」という 論文がある (*2)。リンク先は全文読めないけど、たしか実験機材にはオーディオ雑誌で高評価だった機材をあえて選んでたような記憶がある。「はあ、44.1kHz でサンプリング? そんなんじゃ足りねーよ、はっきり違うんだからもっと高域までカバーしろ」というありがちな意見に対して、「ソースにケチつける前にてめぇの再生環境の歪みをなくせ」という身も蓋もない結果が出ちゃってる(ただし論文中では非常に慎重に言葉を選んでいて、そんな直接的な表現はまったくしていない)。
_ 多くのオーディオマニアの興味の方向って Hi-Fi 再生じゃないよね。ソースに記録された音をいかに原音どおりに再生するか(high fidelity; 高忠実度)ではなく、ソースをもとにいかに自分の好みの音に仕立て上げるか。このことを当人たちが自覚してるかどうかは知らんけど、原音にない音を除去したいのか、原音にないよけいな音を付け加えたいのか、態度をはっきりした方がいいと思うんだ。オーディオとオカルトが同列に語られる異常さを解消しようとする努力ってしないのかな。
_ というわけで、ちゃんと評価したいのならばちゃんとした手続きの上でブラインドテストしましょう。外有毛細胞のへたった年寄りはオーディオ評論から引退しましょう。
_ 新手かなぁ。IP アドレスを10進オクテットではなく、16進や8進とするのはたしかに初耳だけど、数年前は http://2130706433/ のようなドメイン名でもオクテット区切りでもない数字が1個だけの URL に誘導する spam(おもに国内エロ業者からのもの)がときどきあって、要するにその発想の延長にある行為だよね。http://2130706433/ というのはそういえば最近見ないけど。
_ ちなみに、http://2130706433/ ってのは localhost につながります。なんでそうなるのかは考えてみてね。
_ といっても、Apache2 って Host: 2130706433 というリクエストをエラーにしちゃうんだよね。Apache1.3 ではちゃんとリクエストを受け付けるし、<VirtualHost 2130706433> なんてこともできたんだけど。http://2130706433/ のような URL を載せた spam を最近見ないのは、spammer 側が apache2 に移行したからなんだろうか。
_ 同じように 0177.1 でも localhost をさすんだけど、Host: 0177.1 を apache2 で受けつけてくれるかどうかは試してないので知らない。なんにしても、こういう偽装をされたら URIBL の効果がだいぶ薄くなるだろうなぁ。
_ きのうの Apache2 で Host: 2130706433 というリクエストが 400 Bad Request になる件について、ソースを追ってみたんだけど、これバグなんじゃなかろうか。意図した動作じゃなくて。
_ Host: host:port の形式になっていないから 2130706433 はホスト名として扱わなければならないはずなのに、どういうわけかポート番号とみなしていて、ポート番号だから 65536 未満じゃなきゃダメ、ということでエラーにしてる。だから Host: 2130706433 はエラーになるけど 65536 未満(0.0.0.0/16 だから実在はしない)ならばエラーにならないし、65536 以上でも Host: 2130706433:80 のようにポート番号を明示したり Host: 0x7f000001 のように数字以外の文字が含まれていればエラーにならない。
_ てっきり、いけないことを考えるアホが接続先の偽装に使うのを防ぐため、意図的に数字のみの Host: をエラーにするよう Apache2 で仕様変更したのかと思ってたんだけど、どうもそうじゃないみたい。まあ、別にこれで実害はまったくないので気にしないけど。
_ ところで、こういう変な IP アドレスってどこまで許されるの?
- 2130706433 のようなオクテット区切りではないもの
- 127.1 のような途中のゼロの省略
- 0177.00.00.01 のような8進表記
- 0x7f.0x0.0x0.0x1 のような16進表記
- 0000177.00.000000.0000001 や 0x000000007f.0x000.0x0.0x00000001 のようなゼロパディング
- これらの混在
- 017700000001
- 0x00000007f000001
- 0177.1
- 0x0000000007f.0000.0x1
- 127.00.0x1
_ これらを FreeBSD や WindowsXP の ping の引数で指定してみたらすべて 127.0.0.1 として解釈された。が、そう解釈せにゃならんと RFC で決まっているのか、それとも個々の実装が勝手にやってるだけなのか、どっちなんだべ。ヒマなとき調べておくか。
_ 職場で椅子代わりにバランスボールって、……うちの職場にいるなぁ:-)。あれ、昼寝したくなったときどうするんだろ(←寝るな)。
_ 会社でジョーバ、というのはないけど自宅に持ってるやつもいるなぁ。職場にもってきてよ、って言ってるのに。
_ アルファギークに逢いたいという連載。内容より何より、この人って写真に撮られるときもう少しふつーにできないんだろうか、という感想しか出てこないぞ。なんつーか、街角でテレビカメラを見つけた小学生みたいな。別にそれが悪いといってるわけじゃないんだけど。
_ 弾さんて、実はわしが社会人1年生のときに新入社員研修の Linux 講座の社外講師をやってた人なんだよね:-)。あのときはあんまりヘンな人だとは思わなかったんだけどなぁ。sed のワンライナーで書けるようなことでも Emacs を起動して perl スクリプトを書いてたという別の意味でヘンな人だとは思ったけど。
_ めったにログインしないサーバに、何の用があるわけでもなく、ただなんとなくログインしてみた。
_ ディスクが死にかけているというログが数日前から出てた。あわてて代替機を用意した。死ぬ前でよかった。これが虫の知らせか。それともエスパー能力を身につけたか。
_ つーか、最低限 kern.crit のログだけでもどっかに飛ばして監視しておかなきゃダメだな。
のバリエーション。unzip; strip; touch; finger; mount; fsck; more; yes; umount; sleep_ こういうのを見たことがある。
相手の反応をたしかめてから次のステップに進もう。自分だけ先走っちゃダメ。unzip && strip && touch && finger && mount && fsck && more && yes && umount && sleep
_ 朝いつもより1本早い電車に乗ると、到着がいつもより遅くなる現象についてそろそろ真剣に検討した方がよさようだ。
_ 朝のラッシュ時は電車の間隔が狭いので、ちょっとしたことで線路上で詰まってしまって、結果として定刻より遅れることはよくあることだし、まあしかたがない。前の電車は追い越せないんだから、1本早い電車が遅れるならいつもの時間の電車も到着はもっと遅れていたのはあたりまえだし、いつもの時間の電車で定刻どおり到着したのならば、その1本前の電車でも定刻だろうことは想像に難くない。
_ 問題は、遅れは毎日発生してるわけじゃないのに、なぜわしがいつもより早い電車に乗ったときにかぎって電車が遅れるのか、ということだ。なんでこちらの行動の裏を読んだような遅れかたをするんだ?
_ というわけで、今朝はいつもより3分早く出ていつもより5分遅く到着しましたとさ。どして?
ところが、JR線と他社路線を乗り継ぐ区間の一部では、これらカードで改札を通ると、通常の運賃よりも割高な金額が引き落とされる。また北千住かっ。どうせまた 北千住の境界問題なんだろ。……と思ったら、 こっちの方らしい。なんにせよ、千代田線と常磐線の接続部分の奇怪な運賃はなんとかならんのか。わけわからん。
(略)
ほかに北千住―西日暮里(東京メトロ千代田線)、渋谷―武蔵小杉(東京急行電鉄東横線)、新宿―登戸(小田急電鉄小田原線)の3区間を挟んで、各区間の前後にJR線に乗る場合も、カード利用の方が割高になることがある。