_ 増井さんの 日本語でおk。プログラムを日本語(っぽい表記順)で書くと、逆ポーランド記法になってしまう罠。
_ つまり、たとえば (5 + 3) * 2 は「5 に 3 を足して 2 を掛ける」だけど、それをそのままの順番で記号に置き替えると 5 3 + 2 * になって、これはつまり逆ポーランド記法で書いたのと同じ。記事中の例にある print inv(sqrt(x)) も逆ポーランドで書けば x sqrt inv print で「Xの平方根の逆数を印刷する」だし。
_ というわけで、計算機処理の記述に適しているというのはまあ正しいと思うけど、だからといってそういう記法で書くプログラミング言語が(日本人に)わかりやすいものになるのかな。慣れというのもあるからほんとに初心者向け言語として設計するならいいかもしれないけど、やっぱり別次元の話なんじゃないかなどうかな。HP の電卓を使いこなすような人間はやっぱり少数派でしょ。
_ あー、でも逆ポーランド以上に変態的な前置記法の Lisp はふつーに使われてるから、わかりやすいからどうのという問題でもないのかな。
_ 今さらだが この前の applyのつづき(?)。 その apply 意味ねー。apply がなくても動くので、apply スゲエの例になってない。引数がひとつ(とはかぎらないけど不定ではないもの)しか取れないコマンドを連続実行するときに使うものなので、不定個数の引数を並べられる du なんかに使うことはない。まあ、なんにしても OS 依存なのでそれを抜きにしても使う頻度はあまりない。
_ つーか、POSIX で標準化されてないのがいかんね。apply(1) が *BSD 以外に存在しないのが POSIX にないからほかにもないというのが事実なのかどうかは知らんけど。便利なんだけどー。
_ 他の OS でも使いたければ、 xapplyというのがあるので、*BSD 以外ではかわりにこいつをインストールしておけばできることはできる。本来の apply(1) ではなく xargs の機能も一部取り込まれてるのでなんかごちゃごちゃしてるけど、ふつーに apply の代替物としても使える(はず)。ただし、コンパイルするには同じ作者によるほかに使い道のなさそうな変なツールが必要なので注意。実行には不要なので入れたら消しちゃえ。もっとも、なきゃないで他にもやりかたはあるので、これを書いてる当の本人はわざわざインストールしてまで使ったりすることはないんだが。
_ ちなみに、xapply のオマケについてくる Tee という tee の強化版もなかなかの凶悪性能をほこる。tee ってふつーは標準出力を分岐してファイルに保存するものだけど、こいつは出力先をファイルじゃなくてパイプにできちゃう。なので、こういうことができる。
file から HOGE を検索して結果を hoge.txt へ、FUGA を検索して fuga.txt へ、という作業が一発でできる。とはいえ、まあ、便利そうではあるけど、実際に使う機会はまずないと思う:-)。そもそも xapply 自体をインストールしないので Tee もインストールされないわけで、そういうことができる、ということを知識として知っている、というだけの話。% Tee '|grep HOGE > hoge.txt' < file | grep FUGA > fuga.txt
_ promo video を porno video と誤読した。純真だったはずのわしがいつのまにこんなに汚れてしまったんだろう……。
_ IPv6 になっても逆引きってほんとにやるのー、あんなの手で書いても間違えるだけじゃねーの、と日頃放言してるわけだけど、すでに v6 で運用をはじめているところはどうなんだべ、とちょいと調べてみた。
_ v6 といえば KAME。www.kame.net はちゃんと v6 逆引きが設定してあった。
_ この前ルートサーバに AAAA レコードが付けられたけど、それらはすべて PTR もちゃんと書いてある。
_ ルートサーバ以前から v6 対応していた jp。a.dns.jp はふつーに逆引きがあるが、d.dns.jp と e.dns.jp は逆引きなし。お？
_ 問題は、f.dns.jp。
ちょ、おま、逆引きラウンドロビン:-)% dig +short f.dns.jp AAAA 2001:2f8:0:100::153 % dig +short -x 2001:2f8:0:100::153 ns-jp6.sinet.ad.jp. ns-jp.sinet.ad.jp.