_ amazon のほしい物リストの件で 祭になってるみたい。よりにもよって 朝日もか。
_ これ、今にはじまったことじゃないよね。最近になって名称が「ウィッシュリスト」から「ほしい物リスト」にかわったのをきっかけに目につきやすくなったようだけど、名称変更にともなって仕様が変わったわけでなく以前からデフォで公開のまま。まわりの何人かに確認してみたけどみんなそういう認識。
_ あれは自分が後で買うつもりのリストではなく、サンタさんおれにプレゼントしてくれ、 というおねだりリストだから、そもそも非公開にしてサンタさんの目に触れないようにする方が間違った使い方なんだ。つーか、わしゃ設定で非公開にもできるってことの方を知らなかったよ。人にバレたら気まずくなるようなものをあのリストにつっこむって正気の沙汰じゃないね。
_ まー、まぎらわしい名称だから勘違いしやすいのは否定しないけどね。そういう意味で amazon にも非がないわけではないけど、第一義的には悪いのはユーザの方でしょ。とはいえ、使い方を間違えたユーザをほいほい検索できるようになってるってのはアレかなー。
_ なんか作っていただいたようで。いったん削除されたのは著作権とかそのへんの配慮のようで、メールもいただいたけど、公開されるのはまったくかまわんです。基本的にわしが書いて公開しているものは、別途条件が書かれていなければ好きに使ってもらってかまわんです。全文パクって自分が書いたふりして偉そうにしてたとしてもこちらは気にしません(それで良心が咎めなければ)。わしが言ってもないことを捏造して言ったことにされちゃったりするのはさすがに困るけどね。
_ 別の場所でもだいぶ前に書いたんだけど、こちらで全文入り RSS を作るのもやろうと思えばできる。手間も大してかからない。やらないだけ。こちらが自前で作ってる RSS は HTML を生成してるのとまったく同じスクリプトを設定を変えて実行して出力してるだけで、RSS 出力側の設定で本文の出力をしないようにわざわざいじってるんだから。
_ なんでやらないかというと、理由はふたつ。
_ 理由その1。まったく同じ内容のものを形式を変えて複数用意するのはバカバカしい。内容が違うのであればともかく、同じなのであればムダ。二度手間。中身は同じなのに人間が読むためのものと機械が認識するためのものをそれぞれ別に用意することに何の疑問も思わない人が多いのは何でなんだろう。ましてや RSS 0.91 と 1.0 と 2.0 と ATOM をぜんぶ用意するとか何がうれしいんだろうね。なので、うちでは全文入りの方が便利とわかっていてもわざと片方の内容を劣化させている。全部入りの方が便利なのは否定しない。だけど、この件に関しては便利だからといってそれに安易に迎合すると負けた気がする。あくまで自分がそう思ってるだけなので、それを他人に押しつけるつもりはないし、ここを見ている誰かが勝手にやるのはまったくかまわない。自分ではやらないというだけ。やるならば HTML も RSS もどちらもやめて、フィードリーダーではなくブラウザで直接見る場合でも HTML ではなく ATOM + CSS or XSL で読んでください、としたいね。それができないブラウザもあるだろうし、そういう高度なスタイルシートを書くスキルがわしにはないから、やらない。このあたりが解決したらやりたい。つーか、自分の日記を RSS リーダーに登録するはずないから、他人にとって便利でもわし自身に対するメリットはゼロだもんね。
_ 理由その2。セキュリティの問題。たとえば本文中に危険な javascript とかのコードをつっこんでおいて、それを RSS で配信した場合、世の RSS リーダーは確実にそれを無効化してくれるんでしょーか。ya.maya.st に危険なコードが置いてあったとして、たとえば IE ならば ya.maya.st を危険なゾーンに設定してやればそのコードは実行されなくなる。でも、bloglines とか livedoor reader とかの Web サービスを使って読む場合はその危険なコードは ya.maya.st ではなくその Web サービス上に置かれるわけだし、スタンドアロンの RSS リーダーではローカルにいったんダウンロードしてくるわけで、そのような設定では回避できない。メジャーなサービス/アプリならば、そのへんの配慮はちゃんとしているとは思うんだけど、あんまり利用者のいないようなものとか、初学者が勉強がてら自作してみました的アプリではそういう危険が排除できてないものがあるんじゃないかと思う。いちいち調査したことないけどね。そういうのが仮にあったとしても、そのアプリの作りがタコというだけで、RSS の全文配信をどう考えるかの問題とは直接の関連はないけれど、不安要素ではある。とりあえずうちのサイトにそういう危険なコードが紛れ込むことはうちがクラックされるかわしが発狂するか以外ではありえないからたぶん問題ないとは思うけれど、極めて低い可能性で発生しうる問題であることは頭の片隅に置いておいて損はないと思う。