どさにっきクラウド 〜2009年5月下旬〜

by やまや
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2009年5月21日(木)

NSD に穴

_ なんと。うち、NSD なんですが。妙なパケットを受けるとバッファオーバーフローで死ぬらしい。任意のコードの注入はできないっぽい(?)。

_ つーことで、

% dig +short chaos txt version.bind @192.168.1.3
"NSD 3.2.2"
入れ替え完了。

深夜の公園で騒ぐ若者、不快音で「撃退」

_ こっちも。年寄りには聴こえない 17.6kHz の音で撃退だそうな。 海の向こうの話は聞いてたけど、とうとう日本の自治体でも使いますか。うーん。

_ 実は学生のころこのへんの高周波音の最小可聴値の測定なんてのをやってたんだけど、だいたい 12kHz あたりから 1kHz 高くなるにつれて閾値が 10dB ぐらいの割合で急激に上昇してたように記憶してる。このへんの周波数域になると年齢が同じくらいの人の間でも個人差が非常に大きいんだけど、18kHz あたりまでいくと健康な若者であっても 60dB とか 80dB SPL あたりまで上げないと聴こえない。それでも聴こえない人も珍しくないし、それで異常なわけでもない。いちばん感度のいい 3〜4kHz ぐらいの周波数だと 0dB でも聴こえるのに。

_ つまり、18kHz の音が聴こえる人間を追い払う装置というのは、それだけデカい音を鳴らす装置だということだ。高周波になると空気中の減衰も大きいから、公園内の広い範囲に 18kHz を満たそうとするならスピーカーのそばではかなり大きな音なんじゃなかろうか。もしかしたら 100dB SPL 越えるかも。

_ たしかに人間には聴こえにくいけどさ、ここまでデカい音を鳴らすとなると環境問題になりはせんか。公園の近所に住む人にとっては、(聴こえないけど)それなりに大きな高周波音に夜の間ずっと曝されるわけで、あまり体によさそうには思えない。まあ、物理的には大きな音でも聴神経を発火させるほどには大きくない音ともいえるので、実はまったく問題ないのかもしれんけど。

_ それから、人間ではなく小動物にも影響がありそう。人間以外の生物の聴覚特性なんて知らんけど、人間よりも体長が小さな生物であれば聴こえる音の波長の範囲もそれに応じて小さく(=周波数が高く)なってるはず。超音波で蚊をよせつけないようにするグッズってあるよね。小鳥やら昆虫やらにとっては、人間のバカ野郎うるせーよ、ってなもんかも。都会の公園ってのはそういう小動物の生息の場でもあるはずなので、生態系にけっこうなダメージを与えたりすることになるんじゃないだろうか。

_ まあ、ほとんど推測でしかないんだけどさ。推測がはずれてればいいんだけど、どうなんだかねー。 年寄りには聴こえないケータイ着信音、として使う程度なら害はないんだろうけど。


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やまや