_ がしょー。
_ そんなわけで、室戸岬で初日の出を見物。晴れてはいたんだけど、海の上にだけ雲があって水平線から昇る朝日は見られず。初日の出見物はけっこうやってるけど、雲にさえぎられずにちゃんと見られたのって、まだ1回しかない。意外と打率低い。
_ その後、初日の出見物から帰る車による渋滞を避けるために室戸岬の海岸線を散歩しながら時間をつぶしてから高知へ。はりまや橋。日本三大がっかりとはよく言ったものだ。事前にがっかりと聞いていてもさらにその予想を下回るしょぼさ。つーか、札幌時計台なんてこれに比べたら100倍マシだなほんとに。で、こんながっかりなものを見にわざわざ市街地中心部に立ち寄ったわけではなく、昼飯を食うのが主目的だったんだが、こっちもがっかりだよ。営業してる店が皆無。正月だから閉店してる店もあるだろうことはとーぜん予想してたけど、初売りしてる店があればその客目当てに営業する飲食店も多かろうと思ったのに。そもそも初売りやってねぇ。開いてるのはコンビニかファーストフード程度。うーん、正月から残念すぎる。
_ 四万十川へ。源流から8kmの地点から川沿いに走って中流部まで。以前自転車で走ったことあるから知ってたけど、道が細い。1車線しかない道なのにさらに幅員減少の標識に出くわしたときはいったいどうしようかと思ったぞ。明日はこのまま河口までいく予定。
_ 四万十川を河口まで。以前自転車で走ったことがあるわけだが、やっぱりいいところだね。谷間を流れるくねくね曲がりくねった川沿いの道はショートカットするトンネルがたくさんあるのがアレだな。トンネルに入らず狭い旧道を走ることもできるんだけど、自転車ならともかく、車でそういうところに入りこむのはなんだかためらわれるので。
_ その後、四国最南端足摺岬まで行ってから海岸沿いを北上して愛媛に入る。
_ 朝靄の上岡沈下橋。中流部。まだ川幅はそれほど広くない。
岩間沈下橋。これもまだ中流域かなぁ。でもだいぶ広くなった。
足摺岬灯台
_ 山の方。まず滑床渓谷。あまり期待してなかったんだけど、いやいやどうしてなかなかいいところですよ。その名のとおり、ナメ(岩盤の上を滑るように流れるところ)の連続で、奥には素晴しい滑滝が控えてる。ナメだけではなく巨大だ岩塊もゴロゴロしてて、これも見てて楽しい。
_ 冬季閉鎖されてない道を探して狭い道を登って四国カルストへ。カルストとしては秋吉台ほど大きくはないので、規模だけならだいぶ見劣りするけど、雪が降りしきる中というそのシチュエーションがなかなかよろしい。まあ、むっちゃ寒いんですが。
_ しかし四国というところはちょっと山の方に行くと1車線や1.5車線の細い道が延々と続き、携帯もすぐ圏外になる。原野は多いけど道路も携帯もよく整備されてる北海道よりも秘境度ははるかに上だと思うのですよ。
_ 滑床渓谷の見事なナメ
滑床渓谷・雪輪の滝
四国カルスト
_ 大歩危小歩危、祖谷渓へ。このへん、急傾斜の峡谷の景観もすごいんだけどさ、それよりもこの急斜面にへばりつくように集落がいくつもあるってのがもっとすごいよな。でも、どうしてそこまでしてそこに住むのかと問うのは野暮なんだろうなぁ。
_ 金刀比羅宮に初詣。ちょっと遅れたけどまだ松の内だからいいよね。とゆーか、金刀比羅宮の本殿よりも、その奥社の白峰神社がわしのとっては主。どういう縁か、わしの名前は白峰神社の祭神の崇徳院と同じなので、ここに来たからにはちゃんとお参りしないわけにはいかんのだ。たどりつくには石段を1000段以上登らないといけないんでけっこうキツいんだけど。
_ うどん県に戻ってきたので、晩飯にうどん屋をハシゴ。明日も朝からうどん屋めぐりしようかとも思ったんだけど、実はこれまでもあらゆるところでうどんばっかり食ってた(というか、辺鄙なところをうろついてたのでメニューがうどんとカレーしかないような店でばっかり食ってた)ので、もういいかげん飽きた。年末年始は開いてる店が限られてて食事が貧相になるのはいつものことだけど、今回はとくにひどかった。もう少しマシなものを食いたい。そういえば前に四国に来たときも、海沿いを走ってたときはいいものが食えたけど、山に入ったとたんに飯に困ってた記憶が…。
_ 祖谷渓
雪が積もってるのにすっぽんぽんで立ち小便
金刀比羅宮奥社白峰神社
_ うどん屋をはしごするつもりだったけど、それ以前の行程でさんざんうどんを食って飽きてしまったので、予定を早めて帰る。早くなったのでのんびり帰るよ、ってなわけで、瀬戸大橋を下りた岡山から2日かけて一般道だけで帰宅。きのうは昼飯にカキオコを食いに日生に立ち寄っただけで夜中までかけて御殿場まで。で、今日は箱根で遊ぶ。
_ 思い返してみれば、箱根は8年ぶりだった。嫌いなんだよね実は。観光地としてはいろいろ揃ってるんだけど、最大の欠点は東京から近すぎるということ。おかげで人が多すぎてつまらん開発が進んで渋滞が激しくて物価が高くていいことが何もない。ということで、芦ノ湖とか大沸谷とかひととおり見物したけれど何も買わず飯も食わず温泉にも入らず早々と退散。…したつもりなのに、帰りはやっぱり渋滞につかまって帰宅したのはすっかり暗くなってから。
_ 出発からの走行距離は3000kmちょっと。1回の旅で走った距離としてはもしかしたらこれまでで最高なんじゃないかな。北海道や九州に行くときはフェリーを使うから遠くてもそれほど走らないんだよね。ついでに、総走行距離も10万kmを突破。中古で手に入れた時点では2.4万km弱、そこから4年半で大台に到達。週末ドライバーとしてはずいぶん走ってる方だよな、やっぱり。
_ 三国峠からの富士山。富士山を見に行くと曇るといううれしくないジンクスがあるんだけど、珍しく頂上まではっきり見えた。
_ で、帰ってきたら NAS のディスクが片方死んでた。ミラーリングしてるからデータは消えてないけれど。手狭になってきてたから、死んだディスクだけ交換するんじゃなくて、容量の大きい HDD を買ってきて載せかえかなぁ。
_ こういう家庭内のデータ保存をやってくれるクラウドサービスは乱立してるけど、ああいうところに預ける気にはちっともなれないんだよね。5年先10年先もサービスが継続していればいいけど、その保証がまったくないんだもん。それじゃディスク故障に怯えながら自宅内で保存するのとちっとも変わりない。