_ サーバのネットワーク速度の調査/測定方法 。うーん。
次に実際に現在の回線速度を netperf で測定します。トラブルシューティングに netperf を持ち出してくる例を初めて見た。よい子はマネしちゃいけません。netperf はネットワークに負荷をかけるベンチマークツールです。こいつによるトラフィックでネットワークが飽和して正常なホストまで遅くなる可能性がゼロではない(よほどのことがないと起きないけど)。あれは実験室環境で使うもの。「よほどのこと」が起きないと確信できるのでなければ本番環境で使うのはやめておいた方がいい。最後に ethtool で NIC の現在の状態を調べます。いや、それいちばん最初にやろうよ。今どんな状態にあるのか把握しないでベンチマークしてどうすんの。_ あと、調査する際には netstat -s でエラーになってるパケットや再送してるパケットが異常に増えていないかのチェックもしとくとよし。原因がネゴシエーションの失敗ではなく、NIC だかスイッチだかケーブルだかの物理的不良だった場合、このへんの数字にあらわれることがあるんで。まあ、こういところに原因がある場合はたいていログにも出ると思うけど。でも Linux の netstat -s は IPv4 と v6 の数字がごっちゃになるんだよね。Windows の netstat ですらちゃんと別々に報告してくれるのに……(Windows は netstat -e も便利)。