_ あけましておめでとうございます。今年もゆるゆるとよろしく。
_ そんなわけで、日本最北端宗谷岬で年越し。バカ騒ぎはしないものの、マイナス10度ほどの寒さの中で上半身裸になる若者3人とか、アホはたくさんいる。裸にならなくてもこんなところに集まってる時点でアホなので目くそ鼻くそレベル。
_ 翌朝。この地で年越ししたアホどものほかに、地元民やら大型観光バスの団体旅行客やらそれを取材する地元放送局やらがさらに増えて大賑わいの初日の出。よく晴れてはいるものの東の海の方には雲。 またかよ。水平線から昇る太陽は今年も見られず。
_ オロロンラインで一気に札幌まで南下。これまででいちばんの晴天ですばらしい。おかげで進行方向に常に太陽があって、緯度が高い上に冬至を過ぎたばかりで太陽の位置が低く、しかも路面の雪の反射もあって眩しいのなんの。
_ 札幌ではモエレ沼公園で雪の中をさまよってみたり、正月でも営業しているガソリンスタンドを探してさまよってみたり。
_ 最北端で新年を祝うために集まったアホども
宗谷岬の初日の出は雲の中
冬のオロロンライン。北の方の無人地帯はまさかの路上雪なしで夏と変わらない快走。人里に近くなるほど圧雪で走りにくくなる。
_ 北海道は何度か来てるけど、そういえば札幌はほとんど素通りばっかりだったので、市内観光。羊が丘展望台のクラーク像を見て、ああ、観光ガイドと同じだなぁ、とか、市街地中心部で空いてるコイン駐車場を探してぐるぐる走りまわったり、徒歩であちこち見てまわって満足して帰ろうとしたら駐車場の場所がわからず迷子になってみたり。
_ 夕方は小樽へ。ここも何度か来てるけど、いつも夕方過ぎなんだよな。ライトアップされた建物を見てまわったり。
_ 明日は帰るよ。
_ クラーク像
小樽運河
_ フェリー出港。小樽から新潟まで。午前中出港の早朝到着という時間の使い方に困る便で、しかも大雪の日本海を航行するできれば避けたかった航路なんだけど、苫小牧発大洗行きや仙台行きは予約が取れなかったのでやむなく。新潟に到着した後の関越も渋滞しそうだなぁ。
_ 冬の北海道車中泊総括。意外とたいしたことなかった。とりあえず1日試してみて、辛かったら無理せず宿に泊まろうと思ってたんだけど、結果としてその最初の1日がいちばん冷え込みが厳しく、それを難なく越えてしまい宿のお世話になることはなく。そんなに寒くなる日が多くなかったというのもあるんだろうけどね。ちなみに、アイドリングによる暖房は一度もなし。マフラーが雪に埋まると一酸化炭素中毒の危険があるので、夏はともかく冬はいくら寒くてもぜったいにやってはいけない(自分は夏もやらないけど)。
_ 道路。スタッドレスタイヤでどこでも走れる。雪道にある程度慣れてる必要はあるけど、とくに問題はなく。予想に反して、郊外の方が雪が少なくて走りやすい。旭川や札幌の中心部は路面の状態もひどいし車も多いしですっげー緊張する。大量に積もるほどの雪が降らなかったせいもあるんだろうけどね。いちばん降った日で一晩でせいぜい 5cm ちょっとだからなぁ。車を雪から掘りだすためのスコップも積んでったけど、一度も出番はなく。つーか、冬になると毎年スコップ装備してるけど、まだ一度も使ったことないや。
_ 食事。夏は観光客向けのお店がどこでも営業してるけど、冬に、ましてや正月にそんなのはまったく期待できず。つーことで、ファミレスなどが存在している都市部以外ではセイコーマートの弁当か、そうでなければ自炊。後者を選択。この寒さなので車外ではなく、車内で。油がはねたりせず、調理が簡単で、体があったまるものというと、鍋。滞在中5回ほど夕食はこれ。宗谷岬では年越し蕎麦も。換気と火事には十分に注意。結露がひどくなるけど、これはもうどしようもない。せっかく北海道に来てるんだからもっとマシなものが食いたいなーとは思うけど、東京のスーパーでは売ってないような地の魚も買えたりするので意外と悪くはない。
_ 走行距離は 1600km ぐらい。雪道なので速度が落ちるし、日が短くて1日の行動時間が少ないので、ふだんの北海道旅とくらべて 1000km ほど少ない。
_ いわゆる観光地にはほとんど行けてないけど、とはいえ楽しかった。また来たい。次は道東方面かな。